様々な飲食店が入れ替わる近年では、新しくお店をオープンさせる際に中古で厨房機器を探すという所が増えてきています。というのもお店を１つオープンさせるには様々な面でコストが掛かってくるため、少しでもコストを抑えたいと考えるオーナーさんは中古の厨房機器に注目する事が多くなっているのです。

何故中古に注目をするのか、その理由の一つは中古と言っても使い古されたものばかりではないという点が挙げられます。一度他の手に渡っていたものと言うと聞こえが悪いですが、実際は殆ど使われずに売られたものもあり、古い型番から新しい型番まで幅広くあるため希望の商品を希望に近い価格で探すことが出来るのが魅力となっているのです。

中古厨房機器を選ぶことにはメリットも沢山ありますが、デメリットも少なからずあります。なので中古で厨房機器の購入を検討している人は、いきなり購入を決める前にまずは良い面と悪い面の両方を知ってから具体的な行動に移るのが最適です。
そこで簡単にですがメリットとデメリットについてまとめましたので、購入を検討している人は是非参考にしてみて下さい。

中古厨房機器を選ぶメリット

中古厨房機器を選ぶメリットの一番のポイントは価格の安さです。中には同じタイプのものでも新品で買うより安く購入出来るため、厨房機器に掛かるコストを抑えることに繋がります。また新品購入の様にメーカーからの取り寄せ等で納品に時間が掛かることがないので、急なオープン準備はもちろん、突然使用していた機器が故障してしまったといった緊急の時でもすぐに納品する事が出来ます。他にも現在は生産が終わってしまった機器を探しているという場合にも在庫があれば購入することが出来るので、今まで使用していた機器と同じ型番のものを希望している際に役立ちます。

中古厨房機器を選ぶデメリット

デメリットは古いものを選ぶほど故障が発生する可能性が高まり、見た目の使用感が出てしまうということです。また中古ということで同じものをいくつも扱っているわけではないため、万が一不具合が気になった場合に代替品をお願いすることが難しくなってきます。

上記の通り中古厨房機器には中古なりの良さと不安があります。ただいつ故障するかわからないという点においては、新品でも中古でも実際に使ってみないとわからないためこの部分に関しては購入を検討する人の気持ち次第というのが現状です。費用を抑えたいけどデメリットはなるべく少なくしたい、という場合は中古でも使用年数が短いものを選ぶように心掛けると比較的不安要素を少なくすることが出来ます。なので購入する人やお店にとってメリットが大きいと感じた場合は、中古厨房機器の導入は決して悪いものにはならないでしょう。

飲食店を始め、小売店などでお客様が来店する店は内装にこだわりがある店が多いですよね。
その店が格安のフレンドリーな店であっても、高級店でもお店はそれに合わせた内装を作っています。
店の主役は商品や食事なのに、なぜ内装にこだわるのか、その理由は3つあります。

お客様に心地良い空間を提供するため

内装にこだわる一番の理由がお客様のためです。超高級店で料理はすばらしく美味しいのに、内装が大衆食堂のような安っぽいイメージだと料理の味も安っぽく感じやすくなります。 また、激安スーパーでも内装にこだわらないで汚い店内だった場合は、不衛生で客足が遠退きやすくなります。 心地よい空間でお客様を迎えたいから、内装にこだわるのです。
そして、内装にこだわるからたとえ主役は料理や商品でも、お客様は心地よく利用できます。

なんの店かすぐに分かり、記憶に残りやすい

例えば、女性客が1人でも利用しやすいような焼肉屋をオープンしたいとします。しかし雑誌や広告で店を紹介する時に、内装がまるで下町の飲み屋のような店だと、いくら女性向けと言えども女性客は1人で入りづらいと思ってしまいます。 逆にインテリアや内装をおしゃれにした空間が雑誌や広告に載っていれば、女性は「この店なら入りやすいから、今度行ってみよう。」となります。
また、食事や買い物をした時の記憶は、料理や商品だけを覚えているのではありません。あの店が良かったなと思う時、店の内装も記憶しています。「そうそう、あの店！料理も雰囲気も良かったな。」と、内装が記憶に残ってリピーターに繋げやすくなるのも、内装にこだわる理由です。

導線ができるから

内装にこだわるのは、従業員のためでもあります。例えば、店の通路と考えている場所に大きな台置きがあったら邪魔ですよね。 また、コンビニなどで商品を並べる時に、両サイドに物置きスペースがあると並べやすい方が仕事がはかどります。 さらにコンセントがここにある方が配線がきれい、ここにレジがある方がすぐに会計しやすいなど、内装はお店の使いやすさにも繋がります。いかに従業員が動きやすいかを考えてあれば、仕事の効率化だけでなく営業中に事故は起こりにくくなりますし、内装は従業員のためでもあるのです。

お店の内装にこだわれば、お客様も従業員も心地よい空間を生み出せます。だから内装にこだわるのです。